デビューからこのアルバムが誕生するまでの6年間、僕らは大人になり、沢山の景色と出会い、また別れを繰り返してきた。
何も分からず、何者でもなかったデビューアルバム。 ボクノバアイハ という作品を発表した当初、「僕はこういう人間です。皆はどう?」誰の為でもない、自分だけの為に音楽は廻っていた。
沢山の言葉や沢山の出会い、そして沢山の痛みの中でキミを歌おうと決めた。他の誰でもない、ボクとキミだけの為に描いた世界。「改めまして、さよなら。」
セルフライナーノーツ by ヨシダタクミ
01. 世界線YOUTH
10代の頃の青い葛藤。
何にもなかった だから 何にでもなれた。可能性の数だけ世界線はある。
02. 過去現在未来進行形
原点とは何か?考えてみた。
僕にとっての原点とは、音楽で生きていきたい。好きなことをして飯を食っていくこと。
瞬間的なものではなく、それこそ息途絶えるまで続けていきたいと思っている。そう考えてみると、今も昔も変わらないし終わらない。
過去現在未来総てが明日に向けて進んでいる。色んなことがあったよ。ここに来るまで本当に色んなことがあった。
それでもなお歩いてきたんだ。プロである以上、利益を出し続けなければいけないし、バンドは大変だ。でも他では代え難い喜びや感動を勝ち取ることができる。
終わらない夢を見よう。
03. イトシキミヘ
大切な人との別れ、そしてキミがいなくても廻っていく日常。ありふれた幸せ、それは永遠ではない。
04. 440Hz
どんな言葉を重ねても、どんなに心を重ねても、誰かと一つになることはできない。その人そのものになることはできない。
だからこそ僕たちは言葉を重ね、体を重ね、心を重ねていく。限りある時間だからこそ、有限の幸せを求め合う。愛しさに触れ合うたび、僕らは強くなる。
05. エスニックガール
バンドとしての幅の一つ。間奏のギタースラップに始まり、音の可能性、言葉遊びの自在性を追求した楽曲。
06. レイジーシンドローム
自分自身への苛立ち、鬱憤、葛藤。それら総てを解放してくれる音の魔法。
水樹奈々への楽曲提供曲及び自身初となるセルフカバー
07. 未完成フューチャー
自分の人生を振り返ってみた時に、想像し得なかった未来であることに気付く。きっとこれから先の人生もその連続なのだろう。
僕たちの人生はまだ未完成で、いつだって予定は未定だ。だからこそ、生きてみようかと思うのだ。
行ってみよう、どこまでも。
08. kakemeguru
人生は長い旅であると誰かが言った。のんびりいこうぜ。良き旅を。
09. 幻影少女
人と人とは繋がり合える。繋がることはできても、本当の意味で一つにはなれない。
一つになれないからこそ、僕たちは永遠に求め合う。
10. クリスマスタウン
僕の生まれた北海道の帯広という街は冬場には氷点下-20℃近くなる事も珍しくなく、厳しくも雪の深いとても綺麗な街。
絵本を読みながらサンタの住む街があるとしたら、きっとこんな景色なんじゃないかと思いを馳せた幼い頃。
将来僕に子供が出来た時、きっと僕もサンタクロースになるのだろう。総ては心の中に。
11. sleep in good bye
在る命への別れの歌
12. アノニマス
僕らしさ 君らしさ 追い求めること自体が無意味であって、僕たちはただ生きていく。
選んできたもの、棄ててきた選択肢(もの)それら総てが 自分らしさ
All Lyric by ヨシダタクミ
All Song by ヨシダタクミ
All Produced by phatmans after school
M1 produced by 田中隼人(agehasprings), Keyboards & All Other Instruments:田中隼人(agehasprings)