Su凸ko D凹koi
Su凸ko D凹koi / 1st Mini Album+2 Special Edition [「一寸先は闇、一寸先は光…どうなるかは自分次第だ。」と言った元カレの後ろに私は計り知れない闇をみた。]
2018.1.17 ON SALE!
< Self Liner Notes >どい (vo/b)
1. ブス
「だってこの顔で20年生きてきた」3分強あるこの曲の全てが詰まったような一行から、ある女の人生が切々と語られ出す。どんなシ ョッキングな映画や小説よりも、現実の出来事って軽くそれらを越えてくる。なんであの時私は前が見えなくなるまで殴られたんだろ う?なんであの人は私に好きといってくれたんだろう?そしてなんでいなくなってしまったんだろう、うーん! それが喜劇だったのか 悲劇だったのか今となっては彼だけが知っている。この曲が出来てから初対面の人に「そんなにブスじゃないよ」って自虐を別にして ないのにフライングフォローされるようになりました。日本って優しい。
2. MOMANAIDE
日本を変えるラブバラード! と思って作ったらSu凸ko 史上最も賛否両論を生んだ曲。日本ラブソング連盟の皆様どうもすみませ んでした。ペッペッ…( ツバ) 事の発端は大昔のメンバーからの電話。内容は「めっちゃ好きだった元カレと偶然再会したら、私にソ ックリだけど私より良い奴そうな新・彼女が出来てた。もうダメ人生が終わった。」というもの。( あんた今彼氏いるじゃん) という 言葉は飲み込みつつ、この曲の歌詞を書きながら相槌を打ちまくりました。寄り添ってくれるだけのラブソングなんて、死ぬほどいら ない。矛盾しながら鬱屈してばっかりの気持ちは、時には理不尽に撒き散らしましょう。バラバラになるくらい好きな人が、いなくな ったずっと後に出来た曲。
3. 鬱病
朝がきたら、夜はくる。夜が終わればまた新しい日がきて朝になって…そんな" 当たり前" の現象がちっとも笑えない。ただここ に存在するということが、何故こんなに毎日悲しくなるのだろう。女子高生の時に私は私とはぐれた。運良く私はまた私をやれてるけ れど、そうじゃない人だってきっと沢山いる。本当に悲しかった時に聴くことができた音楽はなかった。だから自給自足じゃないけど 、自分で自分の聴きたい音楽を作ろうと思って出来たのがこの曲。誰かの悲しい夜や朝を、今度は私が少しでも壊せますように。
4. ××××
ラブソングがあるならアンチラブソングだってあって、きっとそれがこの曲。想いなんていらん! 体温を教えてくれ! 寂しさを簡 単に埋める術を、大人になればなるほど色んな方法で見つける。時には他人のことも自分のことも傷つけて、それでも「大丈夫」にな りたくて間違い続けたり、時には正しい答えだって出す。日常をただ過ごすって案外超大変! 正気を保つために皆きっとどこかで欲望 を発散する、結構とんでもないことを普通の人が陰ではやってたりするよね。寂しさを埋めた先に迎えたあの朝には、一体何が残って いたんだろう?
5. 愛しのレイヤ(朗読劇)
ライブでやる川柳や短歌、そして1人芝居。特に私が作った中でお気に入りだった朗読劇をミニアルバムver.に収録したものです 。これはある男女が付き合って、だんだん冷めて、別れてまた地雷臭のある恋愛への一歩を踏み出す! っていう日記風の朗読劇なんだ けど、実際に「恋愛日記」っていう日記を誰に見せるわけでもなく( 私は勝手にみたけど) つけてるメンバーがいて、それが私はかな り好き。「12/4 〇〇と付き合った! 絶対結婚しようね」って書いてある下に、多分後日別れたときに書いたであろう冷静な字体で「 無理でした…」とか書いてある。もう、最高! そんな彼女の迫真の演技をお楽しみ下さい。
6. 別れたい
メンバー3人全員がその昔、当時付き合っていた恋人と凄く別れたい時にこのサビの異様にキャッチーなメロディが生まれました 。こんな曲を作ってしまったばかりに「あいつと付き合うとネタにされる」という都市伝説も生まれ、今ではイマジナリーボーイフレ ンド(※架空の彼氏、伝説上の彼氏) を作って楽しむ日々です。トホホ…恋の大体が勘違い! なんて話しを聞いたこともありますが、 燃え上がってから全力で冷める過程も含めて結構面白い勘違いですよね。恋人の前で歌ったらもれなく相当気まずい雰囲気も楽しめる 1曲です。
7. 音楽が消えた日
音楽を、バンドをやめようと思った時に作った曲。最後の1曲のつもりで作ったんだけど、摩訶不思議! 最後にはならず。中途半 端には絶対演奏出来ないような速度に設定して、ほぼ息切れに近い声で歌わないと何故かちっともしっくりこない曲なので今作の収録 曲の中で1番REC に時間がかかりました。私にとってはお守りみたいな曲です。音楽という概念がこの世から消えてしまっても、私は 絶対に生きていけるけど、そんな世界はきっとすごく寂しいだろうな。色んな感情が鳴り響いて、やかましくて情けなくて、それでも 生きてたいと思える世界が、ずっと続きますように。
8. お祭り男
某番組のあるコーナー好きすぎるあまりに作った曲です。5 億年続いて、日本だけじゃなく、火星や冥王星でも放送されるように なって欲しいし深海でも放送されてリュウグウノツカイの皆さんにも観て欲しい。とにっっっっ…かく好きだ! という衝動だけで作り ました。まさかボーナストラックでCD に入ることになるとは夢より夢のようでしかないんですけど、これ以上この曲に関してだけは 秘密にしておこうかなと思います。開けてからの、お楽しみ。
Su凸ko D凹koi(すっとこどっこい) / 3rd Mini Album [セックスレスピストルズ] 2017.1.11 ON SALE!
< Self Linernotes >
1. セックスレスピストルズ
決定的な何かこそないものの、なんとなく、でも確実に終わりへ向かっているカップルの歌です。思ってることって、口に出さないと伝わらない! なんて言うし確かにそうなんだけど、その反面で想いって口に出さなくても想像以上に人に伝わってたりもする。見えないちょっとした不安も、恋人が本当はもう自分から気持ちが離れつつあることも、本当は全部気がついている。でもまだその2 人の運命みたいなものに負けたくない、戦ってたい。それでもきっと最後は運命に負けちゃうんだけど。最低の感情表現にも、はたまた最高の愛情表現にもなるのがセックス。侮ることなかれ。
2. 元カノ地獄
※詞:オリジナル/ 曲:クラシックの名曲「天国と地獄」のカバー SNS の誕生により、現代の恋愛事情も人間関係も複雑化。そして簡略化。親指1つで彼氏の全部がわかっちゃう。そう時代が時代なら顔も名前も知らないままでいられた彼氏の元カノのことだってどこまでも知ることができる。それどころか2 人の過去の交際の軌跡だって辿れちゃうんだから、も~~困っちゃう! 見たいんだか、見たくないんだか、苦しみたいんだか、苦しみたくないんだか。元カノと過去の彼氏のことを知るたびに湧き上がる謎のテンションの高ぶり…(※元カノーズハイという現象) 元カノなんて過去の存在だよね! 死んだも同然ウフフ! なんて見くびってると、「今はもう仲 の良い友達とか妹的な存在なんだよね元カノはさ…」なーんて彼氏がウットリした目でいってきて、怪しいな~~とか思ってたらあっさり浮気してたりすんの本当怖いよね! 元カノ! 大好きな人と付き合えて天国、でもチラつく元カノの存在で地獄。もともとクラシックしか聴かなかったこともあり、ぜーーーったいクラシックの曲をいつか歌いたい! と思ってたこともあり皆さまお馴染みのこのメロディで歌わせていただきました。それが元カノ地獄です。
3. ステキ女子
ある日、部屋から一冊のノートが出てきた。それは名前を書かかれた人が死ぬ、そうデスノート…。なーんてことはなくて、中学~高校生の自分が過去に書き溜めた歌詞のノートだった。当時はiPhone とかなかったから一生懸命手書きでやってたのね~懐かしい~~とか思って、開くとまあ出てくるわ出てくるわ黒歴史。結果的に過去の自分が現在の自分を殺しにやってくるデスノートだったわけだけど、中でも群を抜いて卑屈の塊みたいな歌詞があってそれが「ステキ女子」という曲。渋谷のスクランブル交差点に用もないのにいって一目惚れされるのをひたすら1 人で待ったりと、モテた いのに死ぬほどモテないせいで頭が少しおかしかった頃の私が書いた曲。過去の自分を成仏させるつもりでリリースしてみました。ちゃんと成仏してくれるといいんだけど結構しぶといんだよね、過去の自分の幽霊…。
4. オタサーの姫
自分が高校生だのなんだのって時に、まだ「オタサーの姫」という概念はこの世に存在しなくて、でも確実にその頃からオタサーの姫は存在していた。男ばかりのオタクサークルに女1 人で加入する姫…。姫という生き物は基本的に女が大嫌いだ。そんな姫に私はいじめられたというレアな過去がある。あゝあの時にオタサーの姫という素晴らしい言葉があったら私ももう少しは反撃できたのだろうか…。少し時を経て、私からお姫様へ小さな小さな反撃です。ちゅっちゅ(^з^)-☆
5. マルチ
この世の中には沢山の「ありがとう」が溢れている。私は「ありがとう」という言葉が嫌いだ。反吐が出る。ぺっぺっぺ! 本当にその人が言いたい「ありがとう」ならいいんだ。でもあきらかにこの世には少しカルト的な「ありがとう」が多すぎるよね。皆きっとすごく幸せになりたくて、多くの人が真面目に生きてる。真面目に生きてる人の方がひょんなことで、騙されたりすり減っていくのはとても辛い。ところでさ、この水買ってみない?ありがた~いお水なんだよね! 私も眠る前毎日「ありがとう」って1000 回唱えてから飲んでるんだ~~♫ま、こんな曲です。
6. 勝手に死んでろ
はるか昔エグい相手に恋をしていたことがあって、まーその歌です。ちょっと携帯みないと「不在着信50 件」みたいな。それと同時にメールも30件くらいきてる。私は君のtwitter か。で、ある日気がついてしまった。沢山言ってくれる「好き」は全部彼が彼自身に、私を鏡にして言ってるってこと。私は彼の恋人でいたかったけど、彼にとって私は母親か姉か。はたまた当時はなかったけど、twitter 程度の存在だったのかもね。こんな曲を作る私のことは死ぬほど嫌いでいてくれ! そしてこの世の誰よりも幸せでいてくれ!
Su凸ko D凹koi(すっとこどっこい) / 2nd Mini Album [涙隠して尻隠さず] 2015.11.11 ON SALE!
< Self Linernotes >
1. くず息子
この曲は実話です。歌の主人公にはモデルがいます。 この曲を大学に提出(某音楽大学に通っていたのでそういう授業がありました)したところ、『なんでそんなに現実味のない歌を書くんだ』と怒られ教授を巻き込む、あわや停学?! の珍事件に発展した曲です。世の中の光の当たらない人、もしくは光の当たる場所にいるんだけれど心の底に沈めた自分の陰の部分が消えない人へ向けた歌です。
2. 店長、私バイト辞めます。
これはドラムのおうむとの共作の歌詞です。おうむのバイトの実体験を元に作られています。 おうむが作った部分の歌詞は『どうして自分だけが周りと上手くやれないんだろう』といった葛藤やそんな自分自身への哀しみ、嫌な環境のなかでも『キッチン担当の鈴木さん』に感謝したりする主人公の律儀な部分が書かれています。 私が書いた部分では『イヤホンつけたお客にありがとうの価値はあるの?』や『笑い声の絶えない楽しい職場です、未経験者大歓迎です…嘘ばっかの求人』などと怒りの部分が多いです。 バイトということを通して自分の居場所について考えた歌です。
3. 童貞応援歌
この曲は私が高校生の時に書いたものです。 賛否両論な歌詞ですが、決して童貞を心から応援するために書いたものではなく、いままで誰も書かなかった歌詞を書いてみんなに笑ってもらいたいという、ただ単純にそんな気持ちだけを込めたシンプルな曲です。
4. 昨日ファミレスでフラれた
これはDSのゲーム『ともだちコレクション』をキッカケに作りました。このゲームでは恋をしたりするんですが、ふられる場所がファミレスなんです。それがリアルだなと思いました。恋は始まる時はなんとも華々しいですが、終わりは大体しょぼい。でも落ち込むだけ落ち込んだら、また何度でも恋をする女性の強い部分を歌にしました。
5. 紅に染まる女子達
この曲は月に一度の女性ならではのどうしようもないイライラや憂鬱を、歌しようと思い書きました。曲の途中の合いの手がとても面白いのでよーく聞いてください! あとイントロとアウトロがやけに渋いのも気に入っています。
6. (ある日の電話)
これは元々、ライブで「2ばんめがーる」を演奏する前にやっていたおうむの一人芝居でした。 一人芝居故に相手の声やセリフはないものの、あきらかに遊ばれてる感じが電話の受け答えで伝わります。恋愛において弱者はどんなにひどい扱いであろうと、明るく対応します。その光景はある意味とても狂ってます。そんな日常の一コマです。
7. 2ばんめがーる
これは実際に友達の恋を歌にしました。私自身こういった恋はしたことがなく、したところで怒りで台無しにしてしまうと思うのですが、それでももし『自分がその娘だったら』という想像をして書きました。 ファミレスとは一転、女性の弱い部分を歌った曲です。